JWDSF 日本車いすダンススポーツ連盟 名古屋市支部


車いすダンス世界選手権 in ベラルーシ
と、日記
2008.10.22〜29

 2008年10月22日〜29日にかけて、名古屋市支部の松岡佳子は、車いすダンス世界選手権出場のためにベラルーシ共和国(Republic of Belarus)の首都ミンスクへ行きました。
 ベラルーシ共和国は、日本では、あまりなじみのない国ですが、東欧に位置し(ポーランドとロシアの間)、自然と夜景が綺麗な国でした。また、10月末だというのに、名古屋の真冬のような寒さでした。南方の一部地域は、チェルノブイリ原発の影響を受けているため、立ち入り禁止区域になっています。
 通貨は、2008年10月現在、20ベラルーシ・ルーブル=1円程度です。
 このときの旅行記と世界選手権について、松岡拓也(佳子の夫)の主観で、書いてみようと思います。


【出発日前夜・出発日】2008.10.23
 前日に、東京品川のホテルに一泊し、朝早くに成田空港に向けてリムジンバスで出発しました。
 成田空港から、約10時間かけて、ロシアのモスクワに行き、モスクワで国際線から国内線に乗り換えて、そこから1時間ちょっとでベラルーシのミンスクに到着しました(ベラルーシ行きは、国外なのに国内線から出航している)。
 ミンスク空港からホテルまでバスで行きました。ホテルに着いたときには日も変わっていました。空港からホテルまでの道のりは、街のライトアップが綺麗だったらしいです(私はバスの中は寝ていました・・・)。
 今回、宿泊したホテルは"the Hotel MINSK"です。室内の雰囲気は日本のホテルと大差ありませんが、アメニティグッズは、ほとんどありません。ホテルにカジノがあり、非常に綺麗な人がルーレットを回しているのに目を奪われてしまいました(撮影禁止だったため写真はありません、残念)。

《余談》
 モスクワの国際線から国内線への乗り継ぎは、日本で言うところの成田と羽田のような関係で、距離が離れていて、バスで国際線から国内線に移動でした。乗り換え時間は十分余裕があったはず(4〜5時間)ですが、国内線乗り場で非常に待たされ、結局搭乗できたのは定刻ぎりぎりでした。

ホテルの部屋
道中
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【クラス分け・プチ観光】2008.10.24
 海外と言えば、食事が心配になりますが、ここに滞在中は、いつも、朝はバイキング、昼はコース、夜は簡単な食事という感じでした。食事は全体的に、冷たくもなく熱くもなく、ぬるいです・・・。甘い食べ物は日本では考えられないような異様な甘さがあったりします。パンは堅いです・・・。
しかし、全く食べられないと言うことはなく、まぁ、何とか食べられるというものばかりでとりあえず安心しました(私は好き嫌いがあるので、本当に心配でした)。
 水は、炭酸水が多く、普通の水はあまり売っていません。多くの選手が購入したのか、近くのスーパー(コンビニ?)からは「普通の水」の大きいペットボトルが、売り切れになってしまいました。

 午後から、車いすドライバーのクラス分けがあり、国毎に順番でクラスTとクラスUにわけられていきました。
 クラス分け後は、ホテルの近くを観光しました。ホテルのすぐ近くには、地下3階建てのショッピングモールがあり、繁盛していました。そこでふと電化製品店に行ったのですが、洗濯機が横ドラムなのに、衣類を入れるのは上からと言う洗濯機が多くあり(ドラムの一部分が上から開くような構造?)、日本の洗濯機とは違うんだなーと思いました。このため、洗濯機は、日本で見るようなメーカはありませんでした。液晶テレビ、デジカメ、パソコン等のAV機器は、日本でよく見るメーカもありました。
 物価は、雑貨・飲食物は日本より安く(ビール小瓶200円弱)感じましたが、電化製品は、日本とあまり変わらない感じがしました。

プチ観光
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【車いすダンス世界選手権、一日目】2008.10.25
 一日目の競技は、以下の4種目。予選、リダンス、準決勝、決勝が行われました。また、予選、準決勝、決勝の間では、ショーダンスがありました。
・スタンダード クラスU
・ラテン クラスT
・デュオ スタンダード クラスT
・デュオ ラテン クラスU

 日本からは、
スタンダード クラスUに、小谷野重子&茅野博行 組(10位)
が出場しました。その他の結果はこちら。もしくは、こちら

世界選手権、一日目
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小谷野重子

茅野博行
【車いすダンス世界選手権、二日目】2008.10.26
 二日目の競技は、以下の4種目。予選、リダンス、準々決勝(ラテン クラスUのみ)、準決勝、決勝が行われました。一日目同様、ショーダンスがありました。
・スタンダード クラスT
・ラテン クラスU
・デュオ スタンダード クラスU
・デュオ ラテン クラスT

 日本からは、
スタンダード クラスTに、松木義夫&松木正子 組(7位)、金地芳隆&古田博子 組(10位)。
ラテン クラスUに、松岡佳子&竹井智久 組(13位)、鈴木剛&蛭池千尋 組(17位)、小谷野重子&茅野博行 組(22位)
が出場しました。
スタンダード クラスTの他の結果はこちら。おしくは、こちら
ラテン クラスUの他の結果はこちら。もしくは、こちら

 選手権後は、ホテルにて、各国の選手団全員の晩餐会が行われ、選手同士の交流がありました。日本からはベラルーシ選手団に、日本人形を贈りました。

世界選手権、二日目
スライドショー
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松木義夫

松木正子
金地芳隆

古田博子
松岡佳子

竹井智久
鈴木剛

蛭池千尋
小谷野重子

茅野博行
【ミンスク観光】2008.10.27
 ベラルーシ最終日は、観光をしました。
 ベラルーシの旧市街を探索。家の色遣いが淡いピンクやオレンジのパステル調で、なんだか暖かい感じのする街並みでした。
 昼食は、日本食レストランへ。チャーハン、ウナギ丼、味噌汁、ビール・・・どれもこれも、本当に日本食のようで美味しかったです。割り箸の袋には、割り箸の使い方が書いてあるのが面白かったですよー。
 その後、ホテル近くのデパートへ。エレベータの扉が手動式で、エレベータガールが「何階?」と聞いてきました。まぁ、ガールというかミドルという感じですが・・・。
ここで、日本へのお土産を買いました。民芸品のような爪楊枝入れ等々を買いました。私は行かなかったのですが、セーター等の編み物に面白いものがあったようです。

ミンスク観光
ホテルの部屋からの夜景
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【帰国】2008.10.28〜29
 行きと逆で、ベラルーシ(ミンスク)→ロシア(国内線モスクワ)→ロシア(国際線モスクワ)→日本(成田)です。
 帰りも、また、モスクワの国内線から国際線の乗り継ぎで手こずり(国内線から国際線に行くときに3時間弱待たされた・・・)、5時間もあった乗り継ぎ時間は、あっという間で、帰りの便に搭乗できるのか本当に心配でした。予定から1時間ほど遅れて成田に着き、ほっと一息しました。
  日本では、飛行機の出口から何人もサポートをしてくれる人がいたりと、車いすへの対応がすばらしいことを認識しました。

 東京から名古屋は新幹線で帰りましたが、その車内で食べたサンドイッチのパン生地がとても美味しく感じました。日本にいるだけでは感じることができないことも多く感じることができ、大変なこともありましたが、良い世界選手権、良い海外旅行になりました。

帰国
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【最後に】
 今回の世界選手権に参加するにあたり、レッスンをして頂いた先生方、職場の皆様、友人、知人、親類、名古屋市支部の皆様からのご声援とご支援、ありがとうございました。おかげをもちまして、貴重な体験ができましたこと、心より感謝致します。
 また、車いすダンス選手団をまとめて頂いた四本紀男先生・信子先生、吉田孝幸様、ありがとうございました。今回の世界選手権に一緒に参加した皆様、大変なこともありましたが、楽しい一週間を過ごすことができました。ありがとうございました。

 次回の車いすダンス世界選手権は、香港で開催だそうです。日本から近く、行きやすい国ですので、次回の世界選手権に向けて、日本の車いすダンスがもっと盛んになることと思います。

参加賞
お土産
通貨(少額)

ベラルーシ国旗
beralarus


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